フリマサイトなどで商品を出品している人は、荷物の正しい梱包方法を身に付けておくことが重要です。今回は、荷物の正しい梱包に必要なアイテムや荷物別の具体的な梱包方法、梱包のコツなどを詳しく解説します。荷物をきれいな状態で取引相手のもとに届けるためにも、当記事を参考にしてポイントを押さえておきましょう。
目次
梱包に必要なアイテム
フリマサイトで売れた商品などを発送する際は、商品を梱包するためのアイテムが必要です。ここでは、商品の梱包に必要なアイテムについて詳しく解説します。
ダンボール箱
商品を入れて発送するためのダンボール箱です。袋や封筒よりも丈夫であるため、壊れやすいものを送るのに向いています。一般的には、ダンボール箱のサイズが小さいほど発送コストを抑えられるのです。
宅配袋・宅配ビニール袋
紙素材やビニールで作られた配送専用の袋です。ダンボール箱と比較するとかさばらず使いやすいほか、発送コストを安くできるのも魅力でしょう。また、ビニール素材は水濡れに強いため、配送中の雨や雪によって商品が濡れる心配がありません。
封筒
小物を手軽に発送したい場合には封筒を利用するのがおすすめです。中には封筒の内側に気泡緩衝材がついたクッション封筒なども販売されているため、商品に合わせて使い分けましょう。
気泡緩衝材
いわゆるプチプチであり、商品を配送中の衝撃から守ることが可能です。割れ物や壊れやすいものを発送する際には、気泡緩衝材で包んでからダンボール箱や封筒などに入れましょう。
エアークッション
空気を入れたクッション状のビニール緩衝材です。ダンボール箱に商品を入れた際、隙間を埋めるために使います。
バラ緩衝材
エアークッションと同じくダンボール箱の隙間埋めに使用します。バラ緩衝材は種類によって多様な形状があり、素材もコーンスターチやポリエチレンなどさまざまです。主に小さな隙間を埋めるために利用されます。
荷物別の正しい梱包方法
荷物を発送する際の正しい梱包方法は、商品の種類や大きさによって異なるのが特徴です。ここでは、荷物別の正しい梱包方法について詳しく解説します。
衣類
衣類は発送中の衝撃によって壊れたり傷んだりする心配がないため、宅配袋や宅配ビニール袋などで発送可能です。水濡れ対策としてOPP袋などで包み、マスキングテープまたは透明テープでしっかりと封を閉じてから梱包しましょう。
ぬいぐるみ
小さなぬいぐるみは封筒で、大きなぬいぐるみはダンボール箱で発送します。衣類と同じくOPP袋に入れて水濡れ対策をしましょう。
割れ物
お酒や調味料などの瓶に入った割れ物を発送する際は、気泡緩衝材で商品をしっかりと保護してからダンボール箱に入れ、さらに隙間をエアークッションまたはバラ緩衝材で埋めましょう。また、ビン専用の梱包資材を利用するのもおすすめです。
カメラ・パソコン
カメラやパソコンなどの精密機械は衝撃に弱いため、梱包もていねいに行う必要があります。まずは商品をOPP袋と気泡緩衝材で包み、水濡れ・衝撃から守りましょう。カメラはレンズと本体、付属品に分けて、それぞれを個別にOPP袋と気泡緩衝材で包むのがコツです。
ダンボール箱に入れたらエアークッションやバラ緩衝材で隙間を埋めましょう。
花束
ブーケなどの花束を発送する際は、配送中に花が崩れたりキズついたりしないようにブーケよりもひと回り大きい箱を用意し、隙間を緩衝材で埋めましょう。花束の発送専用に作られたパッド付きのダンボール箱を使うとより安心です。
基本から学ぶ梱包のコツ
先述のとおり、荷物の種類によって適した梱包方法は異なります。しかし、どの商品であっても共通する基本のコツを押さえておけば、初めて発送する商品であってもキズや破損を防いで相手のもとに届けることが可能です。ここでは、基本となる梱包のコツを2つ紹介します。
梱包資材と商品との間に隙間を残さない
衝撃に弱い商品は袋・封筒よりも丈夫なダンボール箱で発送するのが基本です。しかし、ダンボール箱の中で商品が動くと荷物に衝撃が加わり、故障やキズの原因となります。
ダンボール箱に商品を入れたらエアークッションやバラ緩衝材で隙間を埋め、箱を揺すって中の商品が動かないことを確認しましょう。エアークッションやバラ緩衝材は、丸めたクラフト紙や新聞紙でも代用できます。
ケアマークを貼り付ける
割れ物や精密機械を送る際は、「取扱注意」「壊れもの」などのケアマークを貼っておくと安心です。配達スタッフに壊れやすい荷物であることが伝わるため、配送時にていねいに取り扱ってもらえるでしょう。
まとめ
今回は、荷物の梱包に必要なアイテムや荷物の種類別の正しい梱包方法に加え、梱包の基本となるコツなどを詳しく解説しました。荷物の梱包にはダンボール箱や宅配袋などの梱包資材のほか、荷物を衝撃から守るための緩衝材も必要です。
荷物の種類によって適した梱包方法は異なりますが、壊れやすいものは気泡緩衝材で包むことや丈夫なダンボール箱で発送することなどが重要です。また、ダンボール箱を利用する際はエアークッションやバラ緩衝材などで商品とダンボール箱との間の隙間を埋めることで、箱の中で荷物が動いてキズや破損の原因となるのを防ぎます。さらに、壊れやすいビン類や精密機械を発送する場合には、「取扱注意」などのケアマークを貼り付けておくと安心です。