おすすめの気泡緩衝材メーカー4選

【その他】おすすめの緩衝材メーカー一覧

通販等で届いた荷物に対する不満はありますか？WEBアンケートで調査！

緩衝材は配送には欠かせないアイテムですが、興味を持っている人のなかには通販等で届いた荷物に対して、おもに梱包・包装といった点に関する不満を抱いたことがある人もいることでしょう。そこで当サイトではWEBアンケート調査を行ったので、その結果を見ていきながら、緩衝材の必要性を改めて確認しましょう。

第1位は「箱が大きすぎる」でした。届いた品物に対して箱が大きすぎるという風に感じた経験は、誰しも一度はあると思います。そうした場合、的確な梱包がされていないと品物が駄目になってしまうことも考えられるため、よい緩衝材を使うことは必須になってくるといえるでしょう。

第2位は「梱包が過剰すぎる」でした。品物に傷などを付けたくないという気持ちから必要以上に梱包を大げさにしてしまうのは分からなくもないですが、過剰な梱包は逆効果になってしまう場合もあります。優れた梱包材を選べば過剰になることなく最適な形で梱包できるはずなので、梱包材選びはそういった意味でも大事です。

第3位は「梱包が汚い」でした。品物の状態自体はよかったとしても、梱包が汚いと受け取る側の気分はあまりよくないものになってしまいます。そうなる理由として、梱包しづらい緩衝材を使っているということが考えられるため、それを避けるには梱包が楽な品質のよい緩衝材を見定められるようにならなければいけません。

以上がアンケートの結果となります。続いては緩衝材の種類をチェックしていきましょう。

気泡緩衝材（プチプチ・ミナパック）とは？特徴とおすすめの使い方を紹介

気泡緩衝材にはそれぞれ種類があり、用途によって使い分けをすることで大切な荷物を最大限に保護することができます。

販売形式は主に3種類！【シート・平袋・ロールタイプ】

気泡緩衝材の販売形式はおもに3種類あり、それぞれ異なる特徴を持っています。シートタイプはあらかじめ規定のサイズにカットされた状態のものを指し、陶器やガラス製品、プラスチック製品などの割れ物の梱包に向いています。

平袋タイプは袋状に加工された気泡緩衝材で、袋のサイズや形もさまざまなものが販売されています。小さな精密機器や部品、アクセサリーなどのほかに、CDや瓶の飲料などの梱包に使用されていることが多いです。

ロールタイプは加工をせずにロール状のまま販売されている気泡緩衝材で、用途はシートタイプとほぼ同じといえるでしょう。ただしサイズや形状を自由に決められるため汎用性が高く、大きな商品や資材などを梱包する際にも適しています。また大量に使用する場合も、小さなシートタイプをたくさん購入するより大きなロールタイプを購入するのがおすすめです。

強度が変わる「2層」と「3層」の違い

気泡緩衝材は構造にも種類があり、一般的に使用されているのは「2層タイプ」と「3層タイプ」です。2層タイプは平らなポリエチレンシートの上に気泡面のあるポリエチレンシートを重ねた構造で、2層になっています。片面が突起面になっているのが特徴で、もっともメジャーで一般家庭で使用されることも多いのが2層タイプです。

3層タイプは2層タイプの気泡緩衝材の気泡面に、平らなポリエチレンシートを重ねた3層構造になっているタイプです。両面ともに平らになっていることから、裏表を気にすることなく使用できるというのも大きな特徴です。

そして、これらの構造の違いは強度の違いでもあります。3層タイプの方が強度があり、繰り返し利用したり重量物を運搬したりする場合に適しています。ただし柔軟性は2層タイプの方が優れているので、小さなものや複雑な形状のものを梱包する場合は2層タイプの方が適しているケースが多いでしょう。

粒のサイズによって包装に適したものが変わる

気泡ひとつひとつの粒のサイズによっても、どのようなものを梱包するのに適しているのか変わります。メーカーや製品によってサイズは異なりますが、ここでは「小粒」「中粒」「大粒」に分けてご紹介します。

小粒の気泡緩衝材は気泡の直径が7mm前後、高さが2.5mm前後のものが多く、粒が小さく細かくなっています。そのため柔軟性が高くかさばらないのが特徴で、軽量物や小物などの梱包に適しており荷物をスリムに包むことができます。

中粒の気泡緩衝材は気泡の直径が10mm前後、高さが3.5mm前後のものが多く、もっとも使用されているタイプでもあります。食器やプラスチック製品、家電製品、家具など軽量物から重量物まで幅広い梱包に使用することができます。

大粒の気泡緩衝材は気泡の直径が31mm前後、高さが14mm前後の物が多く、中粒の約3倍の気泡であるため、かなり大きいのが特徴です。厚みがあり優れたクッション性があるため大型の家電や家具などの重量物を梱包するのに適しています。

気泡緩衝材の代表的な製品一覧

気泡緩衝材はもっともメジャーな緩衝材といえるため、さまざまな緩衝材メーカーから多くの種類が発売されています。ここではそんな中でも代表的な緩衝材メーカーとその製品をご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

ミナパック・エアーキャップ／酒井化学工業

酒井化学工業から発売されているのが「ミナパック」と「エアーキャップ」です。一般的なもののほかに手で切れる製品や粘着機能付きの製品、帯電防止性能のある製品などさまざまな種類があります。

ガラス、陶磁器製品、精密機器、電気部品、食材などの包装緩衝材として利用できるほか、農業の分野や建築の分野など幅広い用途に対応しています。

プチプチ／川上産業

川上産業が販売しているのが「プチプチ」という名称の気泡緩衝材で、完全燃焼した場合に有害ガスが発生しないリサイクル素材で作られています。

耐水性や耐薬品性に強いポリエチレン素材であるため、害虫やカビ、腐食、サビなどの心配がなくさまざまなものの梱包材や緩衝材として使用できます。

キャプロン／JSP

JSPから発売されているのが「キャプロン」という気泡緩衝材で、柔軟性があり長期間の保護にも適しています。

さまざまな性能が追加された気泡緩衝材が発売されていますが、一般タイプは工業用品から家電品、生鮮食品などさまざまな用途に使用されています。

エアセルマット／和泉

和泉から販売されているのが「エアセルマット」という気泡緩衝材で、粒の直径が7ｍｍのものから直径31ｍｍのものまで幅広く取り扱っています。

軽く柔らかいエアセルマットは小物や小型家電、食器などに、重く丈夫なエアセルマットは家具や大型家電などの重量があるものに適しています。

気泡緩衝材（プチプチ・ミナパック）メーカーの選び方

気泡緩衝材を継続的に使用したい場合は、自社の用途に合わせた製品を提供している緩衝材メーカーを見つけておくのがおすすめです。ここでは緩衝材メーカーを選ぶ際にチェックしたいポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

梱包したい商品・資材に合う形状か

気泡緩衝材は梱包したい商品や資材に合う形状のものを選ぶことが大切です。そのためあらかじめ用途を明確にし、その用途に合う気泡緩衝材を扱っているメーカーを選びましょう。

大型の家具や家電製品など重量があるものを梱包する場合は、強度があり固定しやすい緩衝材がおすすめです。大粒でクッション性が高いものや、発泡スチロール・プラスチックのものを使用すると安心です。

小型の電化製品や食器、プラスチック製品などを梱包する場合は、全体の保護力が高い気泡緩衝材を選ぶといいでしょう。配送する場合は商品全体を気泡緩衝材で包んだうえで、隙間にエアークッションを埋めるなどして固定するのがおすすめです。

商品自体が衝撃に強い服やバッグなどを梱包する場合は、緩衝性よりも水分や湿気から守るという意味で緩衝材を使用するケースが多いです。そのため防水性能や防湿性能があったり、荷物が大きくならないようスリムに梱包できる緩衝材を選ぶのがおすすえめです。

環境に配慮された材料を使っているか

昨今では環境問題としてプラスチック製品が問題視されているため、環境に配慮された材料を使っているかどうかもチェックしたいポイントです。とくに企業では環境配慮をしているかどうかが評価につながる部分もあるため、枯渇性がなく燃焼時にCO2の排出量を抑えられるバイオマスプラスチックを原料とした緩衝材を提供している緩衝材メーカーを選ぶのがおすすめです。

予算に合う価格帯か

継続的に気泡緩衝材を使用する場合や、大量に使用する場合は予算に合う価格帯の緩衝材を取り扱っているかどうかをチェックするのも重要なポイントです。ある程度の相場はありますが、メーカーごとに価格が異なるので事前にお問い合わせなどをして見積もりを取っておくといいでしょう。また多くのメーカーでは気泡緩衝材の通信販売も行っているので、そちらの価格も参考にしてみるのがおすすめです。

問い合わせなどの対応スピードが早いか

メーカーに問い合わせをした際の対応スピードも、緩衝材メーカー選びでチェックしたいポイントです。とくに継続的に緩衝材を使用したい場合や、大量に使用したい場合には頻繁にメーカーと連絡することもあるでしょう。その際に連絡が遅いと思ったように緩衝材を使用できなかったり、連絡に多くの時間を取られてしまったりする可能性があったりするからです。事前の問い合わせ時に対応の品質やスピードもチェックして、信頼できる緩衝材メーカーを選びましょう。