荷物を送るときに使うプチプチには、実はたくさんの種類があることをご存じでしょうか。粒の大きさや構造の違いで、それぞれ向いている使い方が異なります。この記事では、気泡緩衝材の種類と選び方をわかりやすく解説します。気泡緩衝材の購入を検討されている方は、ぜひ最後までご一読ください。
気泡緩衝材の基本を知ろう
プチプチやエアーキャップと呼ばれる気泡緩衝材は、荷物を守るために欠かせない梱包材です。まずは、その基本的な仕組みと特徴を見ていきましょう。気泡緩衝材とは何か
気泡緩衝材は、2枚のポリエチレンシートで空気を包み込んだクッション材のことです。正式名称は「気泡緩衝材」ですが、一般的にはプチプチやエアーキャップという名前で親しまれています。シートの中に閉じ込められた空気が、外からの衝撃を吸収して荷物を守る仕組みになっています。ポリエチレンという素材でできているため、とても軽くて透明度が高く、包んだ中身が見えるのも特徴です。また、水や湿気にも強いため、さまざまな場面で活用されています。
プチプチの呼び方はメーカーによって違う
実は「プチプチ」という名前は、川上産業という会社の商標です。同じ気泡緩衝材でも、メーカーによって呼び方が異なります。酒井化学工業では「エアーキャップ」や「ミナパック」、和泉では「エアセルマット」、JSPでは「キャプロン」という商品名で販売されています。どれも同じような気泡緩衝材を指していますが、それぞれのメーカーが独自の商標をもっているのです。ちなみに英語圏では「バブルラップ」と呼ばれています。粒のサイズで選ぶ3つのタイプ
気泡緩衝材は、粒の大きさによって大きく3つの種類に分かれます。包む物の大きさや重さに合わせて、適切なサイズを選ぶことが大切です。小粒タイプは軽い物に最適
小粒タイプは、直径が約7mm、高さが約2.5mmの気泡をもっています。粒が小さいためしなやかで扱いやすく、細かい作業にも向いています。お菓子のような軽い物やスリムに包みたいときに便利です。薄くて柔軟性があるため、複雑な形の物でも包みやすいという利点があります。中粒タイプはもっとも一般的
中粒タイプは、直径が約10mm、高さが約3.5mmで、もっとも広く使われているサイズです。軽量物から重量物まで幅広く対応できるため、汎用性が高いのが特徴になります。家庭でも業務用でも、このサイズを選んでおけば大抵の物に使えます。バランスの取れた緩衝性能をもっているため、迷ったときはこのサイズを選ぶとよいでしょう。大粒タイプは重い物や隙間埋めに
大粒タイプは、直径が約20mmから32mmと大きな粒をもっています。粒が大きい分、空気の層も厚くなるため、重い物や大きな物の梱包に適しています。また、ダンボール箱の中で商品が動かないように隙間を埋める充填材としても活用されます。かさ上げが必要なときにも便利なサイズです。構造の違いで強度が変わる
気泡緩衝材は、シートの重なり方によっても種類が分かれます。用途に応じて適切な構造を選ぶことで、より効果的に荷物を守れます。2層構造はもっともポピュラー
2層構造タイプは、平らなポリエチレンシートの上に気泡のあるシートを重ねた形をしています。片面に気泡の突起があり、もう片面は平らになっているのが特徴です。もっとも一般的なタイプで、しなやかで軽く、商品を包みやすいという利点があります。新聞紙よりも軽いため、送料を抑えられるのも魅力です。3層構造は繰り返し使える
3層構造タイプは、2層構造の気泡面にさらにもう1枚のシートを重ねたものです。両面が平らに仕上がっているため、裏表を気にせず使えます。2層タイプと比べて強度が高く、コシがあるのが特徴です。繰り返し使っても破れにくいため、何度も使い回したいときに適しています。また、表面が滑らかなので作業性にも優れています。特殊な5層タイプもある
5層構造タイプは、アルミ素材を使った特殊な気泡緩衝材です。耐久性はもちろん、防水性や耐熱性にも優れているため、ガラス製品などとくに慎重な扱いが必要な物の保護に使われます。一般的にはあまり見かけませんが、専門的な梱包が必要な場面で活躍しています。用途に合わせた特殊タイプ
基本的な気泡緩衝材に加えて、特定の用途に特化した機能をもつタイプもあります。必要に応じて選ぶと、作業効率や保護性能が向上します。作業効率を重視するなら、ミシン目入りタイプがおすすめです。ロール状の気泡緩衝材に一定間隔でミシン目が入っているため、ハサミやカッターを使わずに手で簡単に切り取れます。梱包作業が多い場合、時間短縮につながります。