生活雑貨や家具、機器類など、配送や保管の際に緩衝材は必須です。また、企業であれば安全性の高い緩衝材を求めるでしょう。安全性とは製品が破損しないことだけではなく、環境に対する配慮も重要です。ここでは、エコ意識が高い緩衝材製造会社を3つ紹介します。それぞれの特徴を把握して、満足度の高い緩衝材を見つけましょう。
酒井化学工業
基本情報
商品名 | ミナエコ、ミナクールパック |
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会社情報 | 酒井化学工業株式会社 |
住所 | 〒916-0088 福井県鯖江市川去町32字2-1 |
昭和38年に設立し、60年以上にわたり産業用の合成樹脂資材を製造している会社です。梱包資材は多くの種類を取り扱っており、機能性とエコ面両方に配慮がされています。ニーズや時代にフィットした製品と出会えることが魅力です。
多様なニーズに一貫して対応する合成樹脂製品の総合メーカー
酒井化学工業は、合成樹脂製品の総合メーカーとして、緩衝材やポリ袋、ラミネートフィルム、不織布、ダンボールなど、幅広い製品を自社で製造・販売しています。
特筆すべきは、製品の打ち合わせから設計、資材調達、加工、出荷までの全工程を一貫して自社で行っていること。この一貫製造体制により、高品質な製品の提供と顧客の要望に迅速に対応できることが可能です。
全国に展開する営業拠点もあり、北陸、大阪、名古屋、東京、福岡、仙台と広範囲のエリアをカバーしています。地域ごとのニーズに応じたサービス提供が可能であり、顧客からの信頼を築いているのです。
環境にやさしい緩衝材のバリエーションが豊富
酒井化学工業は、環境に優しい緩衝材「ミナパック」を製造しています。このミナパックはポリエチレンフィルム製の気泡緩衝材であり、最大2400mmの幅で製造可能です。
気泡のサイズや形状を自由に変えることができるため、さまざまな製品を保護します。また、油や薬品にも耐久性があり、機器の搬送に最適です。さらに、手で簡単にカットできる加工やテープが付いているものもあり、梱包作業がスムーズに行えます。
環境への配慮も重視しており、「ミナエコ」という商品は、リサイクル原料から製造されているのです。製造や廃棄時のエネルギー消費を最小限に抑えることで、二酸化炭素の排出削減に貢献しています。
また、既存の合成樹脂を有効活用することで、環境への負荷を軽減するのです。これにより、様々な業界が環境問題に真剣に取り組む契機となるでしょう。
株式会社ユニテコ
基本情報
商品名 | エコプラス |
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会社情報 | 株式会社 ユニテコ |
住所 | 栃木県那須烏山市興野478-4 |
ユニテコは、環境にやさしい企業をモットーに掲げ、植物由来の緩衝材を開発しました。緩衝材に特化したメーカーとして、幅広い製品ラインナップが魅力のひとつです。家電、自動車、医療、農業など、様々な業界において最適な緩衝材を提供しています。
環境にやさしい緩衝材、梱包材を取り扱う総合メーカー
ユニテコは、環境にやさしい緩衝材・梱包材の総合メーカーとして、3つの主要なタイプの製品を提供しています。とくにバラ緩衝材は粒状で、形状やサイズ、硬さを選択可能です。
箱のすみずみまでフィットし、梱包物のズレや振動を最小限に抑えます。ビニールパッキングされた製品もあり、散乱を防ぎ、梱包や開封が容易です。エアー緩衝材は高耐久性のフィルムで空気を封じ込め、破損を防止します。
空気量の調整が可能で、小さな梱包物でも確実な保護を提供するのです。紙緩衝材は再生紙を使用し、環境にやさしい梱包が可能です。コストを抑えながら高い安全性を実現し、再生紙とエアーを組み合わせた製品も提供しています。
とうもろこしのデンプンから作られた緩衝材エコプラス
ユニテコのバラ緩衝材は、とうもろこしのデンプンを原料としており「エコプラス」と称されています。このエコプラスは焼却時に二酸化炭素の発生を抑え、石油系緩衝材の焼却に比べて発生量が約1/3程度に減少するのです。
さらに、植物由来のため、土に埋めると水と二酸化炭素に分解され、廃棄時の環境負荷を軽減します。このエコプラスは、優れた弾力性と衝撃吸収性をもち、機能性においても優れているのが特徴です。
さらに、静電気が発生しにくい特性があり、作業効率の向上にも貢献します。企業にとって、環境への貢献と作業効率の両方を追求した優れた緩衝材といえるでしょう。
矢崎総業株式会社
基本情報
商品名 | アローエコ |
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会社情報 | 矢崎総業株式会社 |
住所 | 〒108-0075 東京都港区港南1-8-15 Wビル7F |
矢崎総業は、矢崎グループの一員として、自動車部品や電線、生活環境設備など、多岐にわたる製品を開発しています。海外および国内で広範囲にわたる事業を展開し、矢崎総業は主に国内の企業を対象としているのです。最先端の設備や技術を活用しており、ハイクオリティーな製品の提供が期待されています。
安全と快適を支える製品図栗を行う会社
矢崎総業は、安全性と快適性を追求する製品を提供する会社です。とくに環境問題への取り組みに高い意識をもち、リサイクル事業に積極的に取り組んでいます。
合成樹脂の使用や二酸化炭素の排出を抑えるための取り組みを行っているだけでなく、紙類のリサイクルも行い、再利用可能な紙製品の製造にも力を注いでいるのです。これにより、限られた資源を有効活用し、将来の世代に貢献しています。
環境にやさしいリサイクル緩衝材「アローエコ」
矢崎総業の緩衝材である「アローエコ」は、環境問題に対応したリサイクル素材を使用しています。アローエコは発泡スチロールと同等の重量でありながら、運搬時の手間を軽減してくれるのです。
アローエコは弾力性があり、繊細な機器の梱包にも適しています。また、空気を含んでいるため、保温・保冷・断熱性にも優れており、生鮮食品の配送などに最適です。環境に配慮した同製品は、機能性を備えつつ、将来性のある緩衝材として高く評価されています。
まとめ
緩衝材の選択には慎重な考慮が必要です。さまざまな原材料があり、それぞれの企業は将来を見据えた選択を行いましょう。二酸化炭素やゴミの削減は、社会貢献につながる重要な要素です。地域や従業員への意識向上も重要であり、エコ緩衝材の積極的な活用が推奨されます。これにより、扱いやすさやコストの面でも企業にとってメリットが生まれるのです。ぜひ、環境に配慮した緩衝材を検討し、企業活動に取り入れていきましょう。