会社名 | 旭化成株式会社 |
住所 | 〒100-0006 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 日比谷三井タワー |
電話番号 | 03-6699-3000 |
緩衝材は製品や機械部品、建物などを衝撃や振動から守る役割をもちます。そのため衝撃や熱、水、薬品などさまざまな刺激に対して強いことが理想でしょう。この記事で紹介するサンテックフォームは旭化成株式会社が提供する高機能緩衝材です。適度の柔軟性、繰り返し衝撃への強さ、割れ欠けへの耐性を実現しつつ、コストダウンも期待できます。
サステナブルな総合化学メーカーの大手企業
旭化成株式会社は日本を代表する総合化学メーカーのひとつです。多岐にわたる製品と技術をもつグローバル企業で、高い技術力や革新性で知られています。持続可能な社会の実現に向けた製品開発にも力を入れており、環境に配慮した事業展開が評価されているのです。
化学製品、住宅事業、ヘルスケアに特に強みがあり、旭化成グループではこれら3つを主軸としてそれぞれの市場で高い競争力をもっています。企業内の研究機関で開発した技術はさまざまな分野で多くの賞を受賞しており、国内だけでなく国外でも高く評価されています。
近年では事業を通じた地球への貢献にも力を入れ、サステナブルな社会の実現を目指した社会課題の解決に取り組んでいるのです。
トータルコストダウンが可能!独立気泡押出発泡ポリエチレン
緩衝材は製品の輸送や機械の緩衝部品、建築物の免震・制震対策などの場で活躍します。具体的には、製品を輸送する際に振動や衝撃から製品を保護したり、プレス機械の金型部分に緩衝材を組み込むことで金型への衝撃をやわらげたり、建物の基礎部に緩衝材を使った免震装置を設置することで地震による建物の振動を低減します。
緩衝材は使用する目的によって、最適な素材や形状が異なります。旭化成が開発した緩衝材「サンテックフォーム」はポリエチレンを主原料とした押出発泡体です。独立気泡押出発泡ポリエチレンは気泡がお互いに独立して閉じている構造が特徴で、水や湿気が気泡の中に浸透しないという特性を持ちます。
これにより高い防湿性と浮力をもち、長期間にわたって優れた緩衝性能を保持することが可能です。旭化成の豊富な技術データを独立気泡押出発泡ポリエチレンのもつ特性に活かして緩衝設計を施したものが「サンテックフォーム」です。
緩衝材の役割である「製品を衝撃から保護」を果たしながら、過剰包装を避けるよう最適化されていることが特徴です。これにより顧客のトータルコストダウンに貢献しています。サンテックフォームには物性と加工性の2点に強みがあります。
軽量で柔軟性が高い物性は、割れにくく、緩衝性・断熱性・遮音性・耐薬品性に優れているのです。反復的な衝撃に対しても形状を崩すことなく破損しにくいので、ゴミを出さず、長持ちするので高いコストパフォーマンスが期待できます。
また、カット、抜き加工、熱貼りなどの加工性が高い特徴から、設計から加工まで柔軟でスピーディーに対応できることも魅力です。サンテックフォームは緩衝材の製造過程で「抜き型」を使用するため、発泡スチロールやパルプモールドのように「金型」が不要で費用・期間を抑えた製造が可能です。
です。サンテックフォームは梱包材に合わせて発泡倍率を変えることもできます。重初期投資が少なく小ロットから対応できるので、予算が限られているケースで有効量物であれば低倍率発泡、軽量物であれば標準倍率発泡と使い分けができるでしょう。
他にも静電防止タイプがあり、緩衝性能はそのままで静電防止特性を付加しているため、静電気に弱い精密電子機器の保護に適しています。
幅広いニーズに対応・活用可能!再使用、繰り返し使用もOK
サンテックフォームは独立気泡押出発泡ポリエチレンを原料にしていることから、衝撃エネルギーを吸収する優れた緩衝性をもち、繰り返し衝撃を与えても初期に近い緩衝性を保持できることが特徴です。
緩衝材は素材によって熱に弱かったり、崩れやすかったりといった短所がありますが、サンテックフォームは熱にも温度にも薬品にも強く、割れにくく、環境条件にも衝撃にも強い製品です。
そのため、幅広いニーズに対応・活用が可能です。発泡倍率を変えることで重い製品の梱包にも、軽い製品の梱包にも最適化できる柔軟性があるので、既存の緩衝材には対応できない取扱いの難しい製品の保護に向いています。
さらにサンテックフォームはリサイクルが可能です。繰り返し何度でも使用できるので、コストの面でも優秀といえます。
まとめ
旭化成株式会社が提供する「サンテックフォーム」は、高機能な緩衝材として評価されています。主原料の独立気泡押出発泡ポリエチレンは、気泡が独立して閉じているため、水や湿気が浸透せず、高い防湿性と浮力を持ち、長期間優れた緩衝性能を保持します。適度な柔軟性と繰り返しの衝撃への強さ、割れにくさ、耐薬品性などの特徴を備えながら、コストダウンも実現可能です。さらに、カットや熱貼りなどの加工性も高く、初期投資が少なく小ロットからの対応が可能で、発泡倍率を調整することで様々な製品に対応できる柔軟性も持っています。また、リサイクルが可能で繰り返し使用できるため、コスト面でも優秀です。旭化成の技術力を活かしたサンテックフォームは、環境条件にも強く、幅広いニーズに対応可能な緩衝材として高い評価を受けています。
- スピード納品とコストパフォーマンスで選ぶ
-
酒井化学工業株式会社
- 自社一貫製造でコストを削減
- 全国各地の営業所からスピード納品
- SDGsに対応した製品を多数開発